テレワークに必須!PCのリモートアクセスを試してみました
コロナ禍中、感染予防のために人の動きを抑えるテレワークが推奨されていますが業務内容によってはなかなか難しいものもあると思います。
そんな中でパソコン業務がメインの方向けにパソコンの遠隔操作を簡単手軽に導入できる「シン・テレワークシステム」を試してみました。
シン・テレワークシステムはNTT東日本と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が共同で開発、提供しているリモートアクセスを行うソフトウェアです。
会社と自宅のパソコンの間に専用の暗号化された専用経路を作成してパソコン同士を接続し、セキュアな遠隔操作が実現できます。
【メリット】
- 無料で利用できる
(当初は 2020 年 10 月 31 日まで実証実験を継続する予定でしたが、国の「新型コロナウイルス感染症専門家会議」の提言を受け、当面の間、延長:2020/08/05 HPより抜粋) - ユーザー登録や申し込みなど不要ですぐ利用可能
- 追加ハードウェアが不要
- ルーターなどの難しい設定が不要
- 多くのWindowsのバージョンで利用可能
- 会社PCがWindowsのHOMEエディションでも操作可能
- 二要素認証をはじめとした多数の認証方法に対応
【デメリット】
- 現在MacOSに対応していない
- 実証実験として無償提供されているので利用は自己責任
- サポートも簡単なFAQとユーザーサポートフォーラムがメイン
といった感じです。
【導入手順】
- 会社のパソコンにソフトウェアをインストールし、コンピューターIDとパスワードを設定。
- 自宅のパソコンでクライアントソフトウェアをダウンロードして解凍。
これだけで会社にあるパソコンを自宅のパソコンから操作する準備は完了です。
実際に試してみたところ各作業は1~2分で終わる手軽さでした。
【使用方法】
自宅のパソコンでダウンロードしたクライアントファイルを実行し、接続する会社のコンピューターIDを指定して接続ボタンをクリック、その後パスワードを入力します。
これで会社パソコンの画面が自宅パソコンに表示され、操作することができます。
※注意点として接続先の会社パソコンの電源がONになっている必要があります。
※遠隔でパソコンの電源をONにする機能もありますので詳しくはホームページを確認して下さい。
そして操作感ですが、回線環境にもよりますが事務処理であれば問題ないレベルです。
【まとめ】
様々なセキュリティ対策もされており、かつ無料で利用可能。
そしてセキュリティ機能や便利機能がバージョンアップにより次々追加されています。
リモートワークの手始めにまず試してみるのには最適なシステムだと思います。
コロナ対策、働き方改革の一つとして試してみてはいかがでしょうか。